2015年 新年挨拶
新年、あけましておめでとうございます。
昨年は、御本尊様のご加護と、御法主日如上人猊下の御指南、また皆様方のご精進によって、12月22日に50パーセント増の御命題を達成することができました。皆さん、誠におめでとうございます。
今年も40名を目標にして、唱題を根本に広布のために共々に精進してまいりたいと思います。
さて、本年の年間方針は「達成・出陣の年」と定められました。
私たちは何とか御命題を達成することはできましたので、次は2021年に向かって出陣していくべき年であります。
また本年の海外信徒実践テーマは
1)勤行・唱題で折伏推進
2)さそいあわせて御講参詣
3)登山参詣で人材育成
の3つであります。
この一番初めに「勤行・唱題」とありますが、これらは日蓮正宗信仰の根本修行であります。
この根本修行をしっかりと実践して、折伏を推進していく、つまり自行化他の信心をしっかりと行っていこうとの意味であります。
今月も例年通り、一日一時間の唱題行を行います。お時間の許す限り参詣されて、一緒に唱題行に励んでいただきたいと存じます。
唱題を行うことの功徳については、日蓮大聖人様も種々の御書の中で御指南されておりますが、特に「私たち凡夫が成仏する」という功徳が挙げられます。
御書に
「此の五字は凡夫を仏となす」(『内房女房御返事』 御書1492)
とあります。
御本尊様を正しく心から信じて真剣に唱題に励むとき、御本仏日蓮大聖人様の「仏力」と、御本尊様の「法力」と、私たちが御本尊様を信じる「信力」と、唱題修行の「行力」との四つの力が一致和合して、即身成仏が叶うのであります。
さらにその我が身に頂戴した功徳を、多くの人に語っていくことも大事なのでありまして、実践テーマの第一番目が、このことを示しているのであります。
『十字御書』に
「正月の一日はひのはじめ、月の始め、とし年のはじめ、春の始め。此をもてなす人は月の西より東をさしてみ満つがごとく、日の東より西へわたりてあき明らかになるがごとく、とく徳もまさり人にもあい愛せられ候なり」(御書1551)
と仰せであります。
まさに元旦は、日の始め、月の始め、年の始め、春の始めであり、この元旦を大切にすることは、一年を大切にすることになるのでありますから、本年の一番初めの月を、唱題をしっかりと実践して、大きな喜びを持ってスタートしていきましょう。
本年一年の皆様方のご精進とご健勝を心からお祈りし、元旦に当たっての挨拶とさせていただきます。